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ピアノをもらう前に [修理・調整]

唐突ですが、ピアノを手に入れる手段は様々あります。

一つはピアノ販売店等で「購入」する。もしくは調律師から「購入」する。

最近ではネットで「購入」するという場合もあります。

他には、昔ご自身が使っていたピアノ、ご実家にあるピアノを「持ってくる」。


いろいろありますが、「もらう」という場合もあります。

この「もらう」というのは、知人から譲り受けるという事が多く考えられますが、上記の「購入」や「持ってくる」と違う点は、「ピアノの状態がよく分からない」というケースがあります。


例えば「購入」に関しては、一般的にはピアノが技術者の手によりメンテナンスされていますので、「使える状態」にあるはずです。

ご実家から「持ってくる」に関しては、ご自身が使っていた等、ピアノの様子が大体計り知れます。

しかし「もらう」というのは「状態が分からない」という事が多く、結構リスクを伴う事があります。


15178214376520.jpg実際、知人から使ってないピアノを貰いご自宅へ運び入れ、いざ弾いてみると「音が出ない所がある」、「変な音がする」、ぶっちゃけ「汚い」・・・。等。

調律にお伺いし、内部を見ますと思ったより状態が悪いというケースもあります。

安く入手したけれど、その後思ったより修理がかかってしまった・・・というのも辛いですよね。


もし可能なら一旦拝見させていただけると、状態が確認できますので安心かと思います。


現在日本中には多くのピアノがまだまだ眠っているそうです。

しかし、ピアノというのは大変多くの部品が一定の精度を持つ事で成り立っています。

音がなんとなく出てるし~ではなく、やはりキチンと良い状態で安心して使って頂きたいと思います。


文章:桃太郎


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 共通テーマ:音楽

ニカワで接着 [修理・調整]


15108146050270.jpg現在修理中のピアノ部品です。

左が通常の状態です。

対して右の部品はジャックと呼ばれる箇所がポロっと外れてしまっております。


このピアノの部品は「ニカワ」という接着剤で接着されておりましたが、この場合接着剤のニカワが切れてしまい部品が外れてしまったわけです。


古くからある接着剤のニカワ。

現在はいわゆるボンド系の物が多いですが、やはりニカワをつかうメリットは多く、弊社でもオーバーホールの際はニカワを使用します。

特にハンマーの接着などは音にも影響してきますので、扱いの大変なニカワですがこだわっていきたいポイントですよね。

細かいこだわりが積み重なって最終的に良い音になっていきます。


文章:桃太郎

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電子ピアノって…とても役に立ちますが…置けるなら、本物を。 [修理・調整]

当社では基本的に電子ピアノの修理はお受けしておりませんのであしからず。

先日ご来店いただいたお客様と、電子ピアノで弾いていても楽しくない!という話題で意気投合して盛り上がりましたが、その後お住いのマンションが楽器可だったのかどうか気になっております。

ピアノを置くことができなければ電子ピアノを使うしか選択肢がなくなるわけで。
そんな電子ピアノのペダルが以前からおかしいなと思いつつ分解。DSC_0355.jpg
ばらばら。割れてました。さすがプラスチック。

これはお仕事ではないので
大事なことなのでもう一度。
お仕事ではないので。

DSC_0357.jpg
接着♪
まるでジグソーパズル。

DSC_0358.jpg
はい完成☆

こんなこともお仕事でなければできますが、普通に修理を依頼すれば間違いなく交換になるでしょう。

それに対してピアノのペダルは数十年たっているものでもそのほとんどが交換等されることなく問題なく使用できていることを考えると、その長寿命さ、それはもともとの設計や部品の材質の良さにかかわってきますが、そのすごさには驚かされます。それはペダルに限ったことではありませんね。

もちろん電子ピアノも用途によってはとても役に立つものです。とても。本当に。


いろいろ考えて

やっぱりスタインウェイのD型を買○×△!


はい。置けるなら、本物を。です。

-w-


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ようこそ なまりパークへ [修理・調整]

ピアノのタッチを決める上で「重量」という要素があります。

ピアノ調整には様々な項目があって最終的にタッチが決まりますが、その中で「鉛(なまり)」を使った「重量調整」というものがあります。

15047682406683.jpg

鍵盤の側面に銀色した円形の物体が叩き込まれております。

これが「なまり」ですね。

写真では4種類大きさが違うものが並んでおります。

一番小さいものでチョコベビーを気持ち大きくした雰囲気。だんだんと大きくなるに伴い重量・重さが増えるわけですね。

で、この鉛を鍵盤の適所に埋め込んで適切な重量を決めます。

ピアノによって違いますけど、一例ですが「低音52グラム~高音47グラム」といった重量です。

ここでいう52グラムというのは、「52グラムの「おもり」を鍵盤先端に乗せた時に鍵盤が適切に下がる」という測り方です。重量は軽すぎても重すぎてもいけません。しかも「下がる重量」も大切ですが「上がる重量」も大切ですので奥が深い。


15047682477394.jpg次の写真はグランドピアノの内部ですが、銀色した円形の鉛、どこのあるか分かりますか?

これは、弦振動を止めているダンパーから来た付け根部品に付いています。

グランドピアノのダンパーは部品の自重によって音を止めていますので、音域によっては木部品に鉛を仕込んでいるわけです。


さて、ざーっと説明しました鉛ですが最後に補足。

鍵盤の鉛は案外と精密に入っていません。

もちろんある程度法則性をもって鉛入れがしてありますが、鍵盤一つ一つきちんと測ると結構ばらばらです。

そこで、この鉛の入っている位置や種類(大きさ・重さ)を適切に入れ直しますと、タッチはかなりの統一感をもってきます。

ただ、作業的には結構手間がかかる作業になりますので、多くのピアノでは細かい重量調整はされていない事も事実です。

ただ、弊社のオーバーホール修理ではこういった重量調整も細かく詰めて作業しておりますので、タッチの良さをご実感頂けるでしょう。

ご興味ありましたらぜひ。


文章:桃太郎




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ちょっとした修理 [修理・調整]

このところ、ちょっとした作業が続きました。

変色して切れてしまったフレンジコードの交換や、

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お客様宅ではなかなか作業しにくい部分の錆を落としたり、

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お客様から音が出ない鍵盤があるとお電話を頂いたので伺ったところ、センターピンが抜けていたので、適した固さと太さに調整し直したり。

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小さな箇所ですが、正常にいっていないと不具合を感じてくるものです。私も実家のピアノをそろそろ見直してあげないと…。h

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