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ヤマハアップライトピアノの内部アクション加工その2 [修理・調整]

時々、ご来店されたお客様から、このピアノはクイックリターンアクションですか?とご質問されることがあります。

当社では、下記のような修理を全てしております。過去のブログで、一通りの作業が説明できる記事がありましたので、まずはこちらをご覧ください↓



紐とスプリングを取り付ける前には、このような作業もしています。

image1.JPG 

黄色の矢印が指している部分は、既に穴を開ける作業をしました。




ピンク色の矢印は加工前ですので、下記写真のように溝掘りをします。

image1 (1).JPG   









このような作業をしてから、紐とスプリングを取り付けていますよ。
今回のピアノはヤマハW202という機種です。
image1 (3).JPG
こちらも大変おすすめのピアノです。是非ご試弾していただきたいです!おすすめする理由が分かると思います♪Y

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白いピアノにリメイク [修理・調整]

古いものを大事に使うという事で「リメイク」という言葉があります。

もちろんピアノにも当てはめれる言葉ですし修理の延長でもあります。
それでは弊社工房での一例をご紹介しましょう。

14987250773010.jpg

写真左上は黒いピアノを解体しながら塗装下地を準備しているところです。



隣の写真。
早速「白」に塗っています。

なんだかワクワクしてきます。



左下は鍵盤蓋の内側。

YAMAHAの文字のところですね。



完成しますと隣の写真のように金文字がしっかり映えます。


image.jpg完成しました。


黒いピアノがアイボリーカラーにリメイクされ、とても綺麗に仕上がりました。


このように元々あった黒いピアノを白く塗り替え、リメイクする事であらたに思い出を継承していく事はとても素晴らしい事ですね。


こちらの作業に関しましては弊社工房HPに記載されています。





さて、リメイクつながりで以前弊社Twitterにも掲載したんですが、今年小学校を卒業した私の娘のランドセルがリメイクされ先日戻ってきました。


DBe8Z_aUQAAC50h.jpg

DBe8Y0nV0AECMl2.jpg

小さくかさばらないサイズになって飾っておけます。(隣のiPhoneは比較用)

もちろん職人さんによる丁寧な仕上げですのでとても気に入っております。

リメイクする事でまた新たな思い出や価値が生まれていくのです。素晴らしいです。



文章:桃太郎








 

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ハンマーの向こう側に作業性を見出す [修理・調整]

14974328790562.jpg仕事をするうえで「作業性」という事は常に意識する必要があります。

効率・能率が上がりますし、結果もついてくれば更に良しと。


写真はグランドピアノの内部アクション。

今からハンマーの高さを揃えるところです。


で、アクションの向こう側にピアノの鍵盤蓋が置いてあります。
これも「作業性」を考えての事なんです。

 

14974328354041.jpg視点を変えて見てみましょう。

左右で見比べた時に、ハンマーの高さ(横一列の直線)の見やすさが違いますでしょ。

ハンマーは白い為、背景が白系の前で作業すると分かりにくくなります。つまり精度が欠けてしまう訳です。

そこで白いハンマーの向こう側に反対色の黒い物を置くと見えやすくなるわけです。




14974328216410.jpg正面から見て、更に定規を置いてみます。

白いハンマーの頭がちょこちょこと出てたり出てなかったり。

この様な不揃いは色々な事に影響してきますので綺麗に整えていきます。


さて、調律技術は多くの作業工程から成りますが、一つの作業をするにあたっても様々な方法やコツ等があります。

最終的に結果が上手く出せれば良いのかもしれません。
でもちょっとした事により「作業性」が上がれば、さらに良い内容と結果に繋がります。


文章:桃太郎 

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このパーツは何でしょう? [修理・調整]

なんだか見覚えのあるこちらのパーツ。
 
 ダンパー (2).jpg

フェルトを貼り付けてみると、、、

ダンパーー (2).jpg

わかりましたか?
 
 ダンパー3 (2).jpg
 
グランドピアノのダンパーです。
普段から見慣れていると気付きにくい?かもしれませんね。
 
私たち調律師は見慣れてはいけませんので、普段からピアノの変化を見過ごさず、調整・調律・修理をし、皆様から満足していただけるよう努めております。 Y 

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張弦をやり直す [修理・調整]

調律に伺う先では様々なピアノに出会います。

それぞれ、環境であったりご使用状況などにより、ピアノは実に様々な状態にあります。

例えば「弦切れ」、いわゆる断線ですが、ピアノは弦楽器である以上断線は起こります。
今回はその断線した先の「張弦」、いわゆる弦張りについて。

14900476104940.jpg写真は弦を巻いております「チューニングピン」です。

before側の白矢印の箇所を見て頂くと、チューニングピンを保持している「ピンブッシュ」という部品がやや抜けてしまっております。
これは張弦をする際、チューニングピンを緩めた時にピンと一緒にこのブッシュが浮いてきてしまう事があります。
before写真では浮いたまま張弦してあり、これはよくありませんので今回張弦をする際についでに直しましょう。

ついでにbefore写真の赤矢印の箇所をご覧頂くと、弦の「巻き数」、いわゆるピンに何周分弦が巻き付けてあるか、が他と比べて多いのが分かります。

これも他のピン(弦)に等しく合わせておかなければなりませんので直しましょう。

という事で作業後はafter写真をご覧ください。

浮いてしまっていたブッシュは元の位置に戻りました。
巻き数の多かった弦も正しい巻き数に張り直しました。

弦の張り替え方や作業の仕方によっては、このbeforeの様な「弦・ピン」の状態になってしまう事があります。
これはピアノにとってよくありません。
せっかく修理をしていましても、その仕上がりによってはかえって部品を痛める結果に。
各部品の意味を理解し適切に処置出来る事が、まず最低限の修理でありそして鉄則でもあります。

文章:桃太郎 

 


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