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ピアノの部品がこんな事に [ピアノの管理]

当社のブログと言いますと、夏季は湿気であったり冬季は乾燥であったりと季節的な変化や管理に対してアレコレお話しております。

そうそう、先日も乾燥のお話があったかと思います。

ピアノを管理する上で、私共調律師が四六時中ピアノに張り付いている事は現実的に難しい事で、やはりユーザーの方に日常の管理を意識して頂く必要があります。


Inked15181632444180_LI.jpgさて、先日この様な状態のピアノを拝見しました。

これはグランドピアノの部品ですが、あきらかに部品に変化が生じてしまっております。

写真で見ると数字が逆さまですが、数字の9番の部品に対し10番の部品は白い矢印の箇所(ジャックと呼びます)が右側に傾いてしまっております。

本来は9番の様に真ん中にあるべきなんです。
※もちろんピアノメーカー全てこの部品が完璧に真ん中になる様にはなかなか出来てませんが

 

11番の部品もかなり左ですね。他にもこんな感じでジャックが傾いて隙間が無くなる事で部品同士がぶつかってしまっています。

実際ある程度の傾きは仕方ないところもありますが、これだけ部品同士がぶつかってしまうと音がまともに出せなくなります。

もちろんこうなった症状を直す事は出来ますが、本来こうはなってなかった筈...。


ピアノの変化、いわゆる「狂ってきた」と言われるケースは「音」となって分かる事もあります。

しかし、この様に内部の部品が徐々に徐々に変化していくと、やがては「音が出にくい・出ない」という事に至ります。

しかもピアノは本当に多数の部品で構成され、その部品それぞれに相当なレベルの精度を要求します。


ピアノを常にベストな状態で使い続ける為には、やはり室内の管理から見直す必要があります。


文章:桃太郎

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